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潰瘍性大腸炎治癒

30代♀

数年前から潰瘍性大腸炎発症

他に自律神経の乱れに伴う不定愁訴

弁証:気滞血お・肝脾不和 

治療:太衝・胃兪・風池など

潰瘍性大腸炎の特効薬アサコール一回3錠/Dayしていたが

徐々に減薬の指示があり、3ヶ月でアサコールを中止

不定愁訴も緩解

鍼灸治療を継続することで再発予防ができる

クローン病も含め当院では適応症として対応している

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎続報

70才♀

58才潰瘍性大腸炎発症

ステロイド(プレニゾロン)を中止して半年

腹痛・粘液・下血とも全くなし

経過を見ながら治療を継続中

外出や旅行を控えていたが

外食や旅行、海外旅行も不安なく出かけられる

難病指定の西洋医学では治りにくい病

東洋医学の弁証が正しければ”難病”ではなくなる

下血が止まった潰瘍性大腸炎の1症例

【下血が止まった潰瘍性大腸炎の1症例】

患 者:68才女性
主 訴:潰瘍性大腸炎による下血
現病歴:10年前、義父の死去、娘の出産、家の新築等々で過労が続き、粘液を伴った下血、下痢が始まり、病院で大腸内視鏡検査で「潰瘍性大腸炎」の診断。プレドニゾロン(ステロイド製剤)など数種類の薬を内服しても粘液を伴う下血は改善されなかった。
他の疼痛性疾患もあり当院受診し、昨年12月より潰瘍性大腸炎への治療を開始。

脈 診:中位で滑脈
舌 診:やや紅舌、黄膩苔(べとべとした苔の状態)
腹 診:全体に虚軟、胃土、両脾募に緊張を認める

弁 証:肝欝気滞、湿困脾土、により脾不統血(胃腸が弱って出血がとまらない状態)

処 置:20mm、3番のステンレス鍼で右後谿に10分置鍼。
左右の隠白に直灸5壮。

経 過:週に2~3回の治療を1ヶ月続けたころより、粘液を伴った下血、軟便がなくなり、最近はステロイド製剤を中止、整腸剤のみの内服。

考 察:後谿の鍼治療により、肝欝気滞が改善し、隠白のお灸によって脾胃の機能が改善し統血作用(出血を止める働き)が機能してきたと考えられます。
潰瘍性大腸炎は厚生労働省の難病指定疾患で、今回中医学による弁証論治をしたうえでの鍼灸治療によって有効性を示しましたが、現在も治療を継続中で経過観察したいと思います。