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第5回発達障害勉強会

明日の午前中は保険取扱い審査会

午後から第5回発達障害勉強会

講師は長谷川先生と拙者が担当

最近の有効症例を3例報告し

当院のF先生からも症例報告を2例

当院の小児はりの実技指導をする予定

登録者は30名で女性鍼灸師が多いが

発達障害患者さんの多い当院の臨床報告が役に立てば幸いだ

小児発達障害勉強会

昨日は第4回小児発達障害勉強会が開催された

講師はご自身の長男が発達障害児であるH先生

3才児検診までに保健所で発達障害の疑いがあると言われたら・・・

3才から18才までの相談窓口の解説等

実体験に基づく解説はとてもリアルで生々しく

現場の対応と母親としての葛藤等々

発達障害のお子さんに小児鍼治療を多くしている治療家として

知っておくべき事例を多く学ばせてもらった

”サポートブック”とは

教育機関や一般の方へ紹介する際に有用な情報で

保護者が作成して成長とともに書き換えていくもの

愛知県教育委員会版の参考になるサイトは

http://support-book.net/

H先生大変お疲れ様でした

第2回発達障害勉強会

昨日は(一社)愛知県鍼灸師会婦人部主催

第2回発達障害勉強会にスタッフ4人と参加した

”発達障害”についての基礎知識の勉強や

親御さんの対応の仕方を学んだ

発達障害の子を持つ母親の子育ての難しさの実例の話や

大人の発達障害の問題などについて質問や疑問に

経験ある鍼灸師が答えていくスタイルで進行した

充実した3時間だった、次回は2ヶ月後

そのうち当院での症例も発表することになりそうだ

親の立場、臨床家の立場から言うと

発達”障害”という表現には違和感を覚えるので

我々は”発達の偏り”と表現するようにしたい

大人の発達障害

子供の30人に一人は何らかの発達障害を持っているという

ならば大人も同程度の確率で潜在している可能性は否定できない

但し大人の発達障害の多くは正しく診断されていないので

※発達障害の分類や定義が確立されたのが近年であることもある

職場で一緒に仕事をやりにくい同僚、上司、部下がいないだろうか

技能や知識の吸収が遅かったり、極端に劣っていたり

協調性がなく、コミュニケーションがとりずらい

その場の空気や雰囲気が読めない人

とはいえ特定の分野の知識が豊富で、抜きんでた想像力やアイデアで

成功する人も多い、特に一人で独立して仕事をすると能力を発揮する

その人の個性を生かすためには周囲の理解と協力が必要

管理職は発達障害について正しい知識を身に着ける必要があると考えている

第1回発達障害勉強会続き

昨日の第1回発達障害勉強会

発達障害とは

ASD(自閉症スペクトラム障害)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

LD(学習障害)

発達性協調運動障害

上記のように分類されるが

勿論どれにも当てはまらないこともある

発達障害の原因

遺伝的要素:一卵性双生児では50~80%の発症

環境要因:低体重児・両親の高齢化(特に父親)・ストレス

しかし分類することが我々の仕事ではない

親御さんによっては分類されたくない場合も多い

治療家はお子さんごとの特性を見極めながら

対応することが必要と感じた

発達障害のお子さんを持った鍼灸師も参加してくれ

親御さんのとてつもない苦悩を生々しく伺うことが

できたことも貴重な経験となった

[htt://www.n-acp.com]

ニューロフィードバック

患者さんのご家族(成人)のひどい癲癇発作について

ある心療内科でニューロフィードバック治療を10回受けて

劇的に発作が減り脳波が正常になったとの情報を得たのでご紹介する

ニューロフィードバックでは“脳波”をモニターし

脳波はコンピュータで解析され、脳波が良い状態になったとき

映像や音で合図がありこの合図で、自分にとって良い脳の状態を知ることができる

このトレーニングを繰り返し行うことにより

良い脳の状態を感覚として覚える

一度覚えた感覚はトレーニング終了後も

無意識に脳を良い状態へ持って行こうと働くとのこと

詳細は以下のHPで

http://neurofeedback.jp/

大人の発達障害

最近大人の発達障害が問題になっている

患者さんの心理社会的背景を聴取していると

発達障害の範疇で特にADD(注意欠陥障害)

が疑われる成人が企業に紛れ込んでいることは間違いなく

子供の発達障害がクラスに1人と言われているように

大企業に在職中の社員であっても

本人も周囲もADDとの認識がないと思われるケースは多い

同じことを何度注意しても間違いを繰り返す

並行して複雑な業務ができない

一つの仕事をこなすのに時間がかかる

デスク周りが片づけられない等々

「どうしてこんなことができないの!」

とイライラする前にADDを疑い上司に相談することだが

上司が発達障害に理解がないことがほとんどで

その人の周囲は仕事を進めるうえで大きな障害となっている

管理職であれば大人の発達障害への理解を深めるための勉強が必要だ

発達障害について③

小学校の先生の話

発達障害を認めたくない親がいる

親の多くはイライラして

子供の接し方も優しさがない

幼児のころからそういった接し方をしていると

子供の成長に悪影響があるのは必然

発達障害の子供を受け入れ

子どもの個性と認めて

大人が優しく接することで子供は癒される

発達障害について②

久留米市での事例

「すくすく発達障害教室」は久留米市が平成19年、20年度に

文部科学省の「発達障害早期支援モデル事業」指定を受け

発達障害児の早期発見、早期支援を目的として始まり

モデル事業終了後もそのニーズの高さににより

久留米市独自の事業として継続されているとのこと

「すくすく発達障害相談教室」は週に1日市立小学校の通級指導教室において

小児科医師、通級指導教室担当教員、臨床心理士が相談に応じている

個々のケースについて医療、教育、心理の多職種の連携の下

子供を評価、その後の支援の方向性をアドバイスしていることが特徴

地域の支援に繋ぎ、地域の中で子供達やその保護者が孤立しないような

支援体制が大切と考えられた素晴らしい制度

お手本にして、名古屋市も同様な制度の検討を急ぐべきだ

発達障害について①

小児の発達障害は最近マスメディアでも取り上げられるようになってきた

平成24年度に文部科学省が行った質問紙による調査では

通常学級に在籍する児童の6.5%と推定されている

これらの子供たちは外見上は通常の子供と区別はつかず

障害もあるようには見えないために周囲の誤解を受けたり

イジメや仲間はずれになったりすることがしばしばある

そのために子どもたちは大きなストレスにさらされ

気づかずに放置されると二次的に、うつ、反抗挑戦性障害、チック

などの併存障害が高頻度で出現することが知られている

近年、発達障害児の早期発見、早期介入、適切な対応により

発達障害の子供たちが社会生活に適応しやすくなり

併存障害が予防できることがわかってきた

以下次回に