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高血圧と鍼治療

今日の外来患者さん

60代♂

高血圧症で初診時BP160/80であった

アムロジンを1回/日内服中

耳鳴りの鍼灸治療を続けてから血圧が下がってきた

最近は起床時に低い時はBP116/75

主治医に相談すると血圧が90台に下がるまで降圧剤は飲むようにとのこと

このことを外来患者さんの内科医師に話すとビックリされていた

その年齢であまり下がり過ぎると身体に良くないと

医師の処方されている薬について我々鍼灸師が介入することはできないので

セカンドオピニオンで他の医師の意見を伺うことも一方かなと考えている

高齢者の高血圧

本態性高血圧症で長期間降圧剤を内服している高齢者は多い

降圧剤は一生飲まなければならないと考えるのは西洋医学の常識

しかし、鍼治療で血圧が下がって、降圧剤が減量又は不要になる症例を

我々は多く経験している

主治医は血圧測定をするたびに何故下がるのか理解できないようであるが

血圧は数字に表れるので、下がり過ぎる血場合減薬は必然となる

降圧剤不要

80代♂

10数年健康管理として

週に一度の鍼灸治療で通院されている御夫婦

お二人とも持病があったが現在は極めて良好

御主人は最近20年以上内服していた降圧剤がいらなくなった

主治医から「長年降圧剤を内服している80代の患者さんが、

内服を中止した例は極めてまれ」と驚かれていたそうだ

血液検査の経過も極めて良好で

医師から99点とお誉めの言葉を頂いたと大層喜ばれた

我々の臨床では珍しくはなく

降圧剤の減薬・中止した症例は多数経験している

高血圧の治療

70代♀

週に一度身体のメンテナンスを受けている患者さん

今朝から血圧高く家で測ったらBP199/90とのこと

治療前に測定するとBP190/80と確かに高い

気分も悪そうでイライラしている表情だ

脈診すると浮枯弦の脈

お血もあるので

左三陰交、太衝に10分置鍼

直後に再度測定するとBP160/80に落ち着いた

日頃からこの程度の値なので

今日は一時的な”気逆”による血圧上昇と考えられる

ストレッサーは家庭内の問題

対策をアドバイスして元気にお帰りになった

肝風内動

60代♂

日頃から畑仕事や魚釣りなどを楽しむ実証の男性

今日から降圧剤が変更されて朝1錠内服した

夕方入浴後にのぼせたようになり

その後来院時にはめまいで天井がぐるぐる回っているという

血圧を測るとBP:190/110

日頃は140/70前後

脈診で浮弦数、舌診は舌尖が紅

「肝風内動」と診たて、右行間に瀉法で10分置鍼

直後にめまいは治まり、血圧は136/76に下がる

来院直前に激しい土砂降りの雨が数分間降っていた

寒冷前線が通過するときには気圧が急激に下がる

このことが気の乱れを起こした可能性がある

一本の鍼による応急処置で血圧安定し、めまいも治まった

http://wwwn-acp.com

高血圧症

京都のとある寺

高血圧症

10数年前から本態性高血圧症の60代♂

降圧剤を内服しても血圧が下がらない

初診時には血圧200/90

肝鬱気滞に腎虚と診たてた

左太衝・左腎兪に鍼を置く

1週間後の治療後は

血圧168/96にに下がってきた

一ヶ月に10回の治療をした結果

血圧は138/84と安定

五臓の肝・腎のバランスを整えたことで

血圧を下げることができたと考える

そのほかにも多くの症例がある

降圧剤が不要になり

乱高下する血圧が安定する

高血圧の治療は鍼灸治療が非常に有効であることを

多くの方に知っていただきたい